私が「死」というものを意識したのは、小学3、4年生の時でした。
父方の祖父が、癌になり入退院を繰り返し
家の近くの病院だったのでよく祖父の顔を見に逢いに行ってました。
その当時の私は、「死」と言うものが何か判らず
ただただ、祖父がどんどん声が小さくなったり笑顔が少なくなっていくことや
周りの大人たちが祖父に接する姿に、「死」と言う意味を知らずに
何かを察するかのように、「もう会えないかも」
そんな今まで感じたことのないような気持ちに苛まれていました。
そして、祖父が亡くなった時に、「死」とはもう会えない事なんだと
自分なりに理解することになりました。
その時から、私の中で「死」と向き合いはじめました。